2014年1月13日月曜日

新年に思うこと

「ともに歩む会」のウェブサイトをお訪ねくださりありがとうございます。                   これは、ブログのシステムを利用した簡単なホームページです。

「ともに歩む会とは?」のページや「QA」「会報」「会則」のページなども是非ご覧になってください。ご質問、ご意見などもお待ちしています。よろしくお願いいたします。


 「神様ありがとう! 今年も生きててよかった!!」
シエラレオネでは、元旦のミサで毎年皆がこのように歌って、感謝の気持を全身で表現するのだそうです。マラリアその他の病気で命を落とすことも珍しくない国ですから、1年間無事に過ごせたということは何よりの喜びなのでしょう。 
 しかし今年は、シスター根岸美智子さんの笑顔を見られなくなった寂しさをつのらせながらの新年だったのではないでしょうか。

 シスター白幡和子さんからいただいたお手紙には「・・・1月6日までクリスマス休暇を過ごしていますが、何をしていてもシスター根岸のことを思い出している自分に気がつきます。」と書いてありました。

  1月9日に322万円を送金することができました。エキスパートチャリティーアソシエーション様からご寄付いただいた幼稚園増築費用182万と、1月分の給食支援70万円、それに今年度初めての教育支援(奨学金)70万円です。シスター白幡、シスター吉田、そしてシスターエリサ地区長からも、支援者の皆様に呉々も宜しくとのことでした。

「ともに歩む会」になって、全く先行きの見えない中でのスタートでしたが、このように大きな祝福のうちに新年を迎えられたことを心より感謝いたします。

                   大人も子どももフレンドリーなシエラレオネの人々
 
  1月10日にシスター吉田から「小包が届きました」とのメール
がきました。8月に送った荷物で私もすっかり忘れ ており、「忘れ
た頃に届くんですね」とメールをしましたら、「それでもシエラレオ
ネは、まだましです。ちゃんと届 きますから,ナイジェリアは、多少
早いですが、手元に着くときは、箱半分ですし、しっかり輸入税を
取られます。」と の返事でした。

ルンサへの荷物も以前は中身を抜き取られたり、全部消えてしまったりと同じような状況でした。送った物がほとんど無傷で届くようになったのは、最近になってのことのように思います。これもシスター達の努力によってOLG校の教育力が町全体に及び始めた証ではないでしょうか。
 
▼ 私は今まで、シエラレオネのことを「貧困ゆえにうそつきや泥棒が多い国。だから教育支援が必要」という印象で語ることが時々ありました。しかし、これからはシエラレオネの人々の潜在能力や心の暖かさにもっと目を向けていきたいと思っています。

「ともに歩む会」の第一の目標は「シエラレオネとともに」です。相手を尊敬し、尊重しないで、どうして共に歩めましょう。友になれるでしょう。私の大きな反省です。

シスター根岸の生涯を支えたのは「・・・あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」という聖書の言葉であったと、葬儀の時に神父様が話されました。

貧しい子ども達がかわいそうだから、哀れだから一生懸命愛したのではなく、その子ども一人ひとりの中に、最も尊重すべき神様の姿が見えたからシスターは惜しみなく尽くされたのではないでしょうか。

私達の教育支援も、給食支援の占める割合はまだまだ大きいのですが、真の人間教育を根気よく地道に継続していただくことによって、OLG学園・職業センターから良い卒業生を送り出すことができます。シスター吉田も言っておられましたが、その子たちが母親になり、また教師となって学校に戻って来るという「良いサイクル」が構築できた時に、私どもの支援は実を結んだことになります。

今、その兆しが見え始めたことを感謝し、もう少し頑張り続けなければとの思いを新たにしています。ルンサの町の一つの学校がしっかり自立できた時、卒業生によって町が変わり、シエラレオネに新しい風が吹き始めることでしょう。

シスター根岸の現地での葬儀の時に、文部省の方が「シスター根岸は、シエラレオネ全国に教育の大切さを知らしめ、人材育成の功績を残された」と話されたそうです。この流れをここで途絶えさせず、更に大きな流れにしていきたいと心から願います。

この新年、このような夢を見ています。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

                            ともに歩む会 代表 菅野勝治郎

2014年1月1日水曜日

シエラレオネからの新年の挨拶


ともに歩む会の皆様、

2014
年・新年おめでとうございます。

去年、シスター根岸は、わたしたちに先んじ、神様の元へ旅立ちました。
「ともに歩む会」が、多くの方々に支えられて、新しく歩み始めました。
そして、早速、ルンサの幼稚園の増築の為に、寛大な御協力ありがとうございました。
新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。
そして、新しい年も、シエラレオネより、皆様の上に神様の豊かな祝福がありますようにお祈りしています。
                      Sr.白幡和子

                      写真はシスター白幡と園児
 
ともに歩む会の皆様、 新年おめでとうございます。
去年は様々なことがありました。しかし、あれもこれも、皆、神様の計らいのもとに起こった出来事と信じます。きっと、シスター根岸、天国からクリスマスキャロルを歌いながら、応援してくれているでしょう。
忙しい帰国でしたが、お会い出来ました会員の皆様から頂きました「ちから」を援けに、シスター根岸が残していった「シスターの望み・シエラレオネの人々の幸せ」に近づけますよう、皆様の助けを頂きながら、励みたいと思います。
どうぞ、新しい年もよろしくお願いいたします。
2014
年、皆様の上に神様のお恵みが豊かにありますように。
      Sr.
吉田富美子  国境の町Kailahonより

 下の写真は将来をになうシエラレオネ人の、若い志願者・修練者です。


今、Kailahon(カイラホン)という、イベリア・ギニア国境の町に着きました。

最後の20Kmを2時間かかって到着する、悪路の末の旅です。しかし、気候は涼しいし

やさいも果物も豊富。特産品はカカオです。

ここは、シエラレオネ地区の将来を担う志願者・修練者の養成の修道院です。教育支援のおかげで、若い力が育ちます。

                             写真右端がSr.吉田

謹賀新年 A Happy New Year!


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明けましておめでとうございます。 


 皆様お元気ですか? 2014年、新しい年のスタートです!                      昨年中は本当にお世話になりました。2013年は、新しい支援団体「ともに歩む会」の設立と、シスター根岸さんのご帰天という、年の初めには予想もできなかったことが同時に進行した年でもありました。しかし、悲しみや苦しみが大きければ大きいほど、感謝がぴったりと寄り添ってくれていることを実感できた1年間でもあります。             
 今年はどんな年になるのでしょうか。やはり、無事であってほしい、全国の皆様から寄せられる支援金を感謝して受け止め、それをシエラレオネの子ども達に送り届けることに専念できる日々でありたい、そして、今年も子ども達の笑顔が一層輝いて欲しいと、心から願わずにはおられません。

                  日本の震災復興のためにお祈りをする子ども達

年末に、Nさんという初めての方から電話をいただきました。「私は障害者年金で生活しているので、少ししか送れないのですけど、2,000円送ったら、何人の子どもが食事を食べられるんですか?」との質問でした。「そうですね、3・4人の子どもが1ヶ月間食べることができます。お一人2,000円でも、多くの人の善意が集まると大きな力になります。よろしくお願いします。」と私は答えました。すると「そうですか~、3・4人なんですか~」との返事でした。そして、Nさんから2,000円のお振込みをいただその日に、また電話があり 「頑張って、1万円送ることができます。今度は何人に食べさせられますか?」とのはずんだ声が聞こえました。「前に送っていただいたのと合わせると、およそ400人分の給食費になりますよ。本当にありがとうございます。でもご無理はしないでくださいね。」と答えました。Nさんからの送金は30日に届きました。そして振込通信欄には                                              
 「・・・幸せを配ります!! 力になりたいです!! お願いします!! 子どもたちが喜ぶと思うととてもハッピーです!!」                              
と書いてありました。Nさんが自分の欲しい物も我慢して送ってくださったに違いないこの1万円もの振込用紙を手にして、私も大きな大きなハッピーをいただきました。

このようなお電話をいただいたのは、初めてですが、きっと、どなたも同じような思いでご支援くださっているのだろうと思います。「ありがとうございます」だけではとても感謝の思いを表すことはできません。御祝福が豊かにありますようにと祈るばかりです。

時々、「年金生活者ですので、少ししか送れなくて申し訳ありません」というような通信文を書いてくださる方もおられます。「申し訳ありません」ではなくて、それこそが感謝であり、力です。                                                  「新しい会になって支援金が少なくなっても心配しないでくださいね。送ってくださる方々の祈りが一番の力になるのですから・・・」と、病床のシスター根岸は繰り返し言われました。

「ともに歩む会」になりまして、まず目標であった「毎月70万円の給食支援費送金」は、9月以降毎月確実に実行できています。1月は給食支援だけでなく「教育支援・奨学金」も送金できそうです。本当に感謝です。

シスター吉田さんは、シエラレオネに戻るや否や山のような仕事(主にシエラレオネ地区全体のクララ会の会計チェック)に追われる日々のようです。シスター白幡さんと一緒に、新年のメッセージをお願いしてありますので、届き次第ここに紹介させていただきます。 
今年1年間、皆様の健康が守られますように、                                                                    
神様からの祝福が豊かにありますように、お祈りいたします。
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

                         ともに歩む会 代表 菅野勝治郎