2015年8月17日月曜日

ルンサからの便り


  ここ2ヵ月ほど、ルンサのインターネット接続状態が極端に悪化しており、現地のシスター吉田との連絡が取りにくくなっています。雨季が過ぎれば改善されるだろうとのことです。「元気だから心配しないで・・・」という簡単なメールはいただいています。

そのような訳であまり新しい情報はお届けできませんが、いくつか報告させていただきます。

・WHOが出した8月12日の報告では、シエラレオネのエボラ感染者は最近の3週間で6名とのことです。完全終息まであと一歩なのでしょうが、終息宣言が出されるまでは油断ができません。

・左膝の治療のために一時帰国して、宣教クララ会修道院に滞在中のシスター白幡を訪問する機会が何度かありました。訪問するたびに、シスターの足取りは軽くなっているように思われます。14日にお会いした時には杖無しで歩いておられましたが、まだ痛みは続いているようです。10月には卒業式があるので、できればそれまでは・・・と願っておられますが、無理はできません。

・下の写真は、竣工なった幼稚園の祝福式の様子です。
 



 

・シスター白幡が、シスター マリロス・ロアからの手紙を預かってきてくださいました。シスター マリロス・ロアは、現在マリアイネス職業センターの校長代理を務めておられるそうです。このことを一番喜んでいるのは、今はすでに天上の人となられたシスター根岸ではないかと思います。

以下、手紙の抜粋です。

 
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 少し前、シスター エリサから、“ともに歩む会が、私どもの学校への給食支援を継続して下さるということをお伺いしました。

私どもの学校は、死をも含むあらゆる苦悩、犠牲の末、8か月ぶりに復活を遂げました。

政府は、学校閉鎖中の損失時間の埋め合わせを行う為、私どもの職業センターに対し、時間割表(日課表)の延長を求めて来ました。

私どもは、どうすれば生徒たちが、授業を吸収する為に必要なランチも口にせず、長時間の授業に耐え得ることが出来るのか・・・?ということを自問自答しておりました。

そこに神の祝福がありました!!

神は貧しい者にご配慮下さり、あなた方のような方々を通して、毎日を懸命に生きる勇気と学ぶ意欲があれば、食事代を稼ぐ労働をしなくても美味しい一皿のお米を頂けることを示して下さいました。

私が生徒たちにこのニュースを伝えた時、彼女らは喜びと感謝で拍手喝采しました。

あなた方のご配慮に神のご加護がありますように。

2015年5月16日  Sr.マリロス ロア