ともに歩む会とは

ともに歩む会シオラレオネとともに。
シエラレオネ共和国は、西アフリカの大西洋に面した小国で、面積は北海道より小さく、人口は約500万人と言われています。

1991年から約10年間の悲惨な内戦がありましたが、現在は内戦の傷跡が癒えて、表面的には平和になりました。

シエラレオネはとても貧しい国で、約4割の子どもは小学校にも通っていません。WHOが発表した2013年版世界保健統計によると、WHO加盟国194ヵ国の中で、平均寿命が一番短い国はシエラレオネで、47歳ということです。

「ともに歩む会」はこの国のルンサという町にある、グァダルーペ聖母女学園(OLG学園)に通う幼稚園から高校までの園児・児童・生徒と、併設されている職業センターの生徒、合わせて約2,600人への教育支援・給食支援を行います。

家庭で1日1食しか食事が与えられない子ども達にとって、学校で給食が食べられるのは何よりの喜びです。子どもを労働力として使いたい親達も、「給食がいただけるなら」と学校に通わせるようになりました。

子ども達の健康も増進し、学習意欲も目に見えて伸びてきました。教育支援の中でも給食支援は、その根幹を成すものです。



ともに歩む会シスターとともに このOLG学園は、ローマに本部がある「御聖体の宣教クララ修道会」が運営する学校です。

約40年前から日本人修道女がこの地で活躍しています。

シエラレオネにその生涯を捧げ、また日本からの援助の道を開いたSr.根岸美智子は、両国の間に希望の架け橋を残し、2013年に天に帰られました。

現在はSr. 白幡和子、Sr.吉田富美子が、責任ある立場で活躍しており、私どもはその働きを遠く日本から応援しています。

彼女たちの働きで日本からの支援も100%現地の教育に活かされます。

近年はOLG学園の卒業生が、修道女や教員となって母校で活躍し始め、教育の成果が目に見えるものとなり、大きな喜びとなっています。



ともに歩む会支援者とともに。
「ともに歩む会」にはお互いを尊重しあうための簡単な会則はありますが、特に会員制度はなく、会費を集めることもありません。

会の趣旨に賛同して支援金を送ってくださる支援者・支援団体(主に教会や学校、ボランティアグループなど)によって支えられています。

支援者の方同士が顔を合わせることは、ほとんどありません。
お互いに顔も知らない人達が、心を合わせて、地球の反対側の、見ず知らずの子ども達に寄り添うために、支援金を送り続けています。

支援者の皆様には、年4回の会報をお届けし、現地のシスター方や生徒達の様子、また支援者皆様のお便りなどを掲載して、お互いの絆を深めています。

本部では10数名のスタッフがボランティアとして活動を支えています。また、日本各地に諮問委員がおり、公正で民主的な会の運営を心かけています。